先日、このようなツイートを書きました。
久しぶりの JavaScript クイズ。
— Takuo Kihira (@tkihira) September 7, 2021
JavaScript において NaN === NaN の結果は次のうちどれになるでしょうか?
答えは 4 の「状況によって上記以外もありうる」です。でも、2 や 3 を選んだ方も、もはや正解だといって差し支えないと思います。
解説が長くなったので、ブログ記事にまとめました。
この記事は、JavaScript で Flash Player の実現を頑張った(もしくは現在進行系で頑張っている)人たちの集う Flash Advent Calendar 2020 に参加しております。
私は過去に自分が設立した会社で ExGame という HTML5 実装の Flash Player(正確には Flash Runtime Engine)を開発し、その会社ごと DeNA に買収(M&A)されました。あまり出来ない体験であるのは間違いないので、Flash が終了を迎える今、改めて振り返ってみようと思います。
この記事は、JavaScript で Flash Player の実現を頑張った(もしくは現在進行系で頑張っている)人たちの集う Flash Advent Calendar 2020 に参加しております。
Flash Player を JavaScript で実装していた際に、現場から「起動の高速化」という難しい要求をもらった際、「遅延評価」を導入したところ大変効果がありました。今回、その遅延評価について簡単なご紹介をしたいと思います。
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皆さん、JavaScript で VM を実装する経験をお持ちでしょうか?私は過去に Java VM と ActionScript VM を JavaScript で実装したことがあります。Flash Player において VM は最も重い場所になることが多く、ここの高速化は Engine 全体の性能に大きく寄与します。この記事では、私が Pex.js にて導入し、素晴らしい成果をあげた VM の高速化手法をご紹介しましょう。
とはいえ今更 ActionScript の VM の話をされても困ると思うので、この記事では簡単な Java VM のサブセットをターゲットにして説明をします。
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HTML5 の Canvas はかなりの機能を有しております。Flash Player の実装にあたってこれらの豊富な Canvas の機能は大変有用なのですが、そんな中でも globalCompositeOperation
というマイナー機能の活用方法は、今の時代でも十分に応用が効く知識です。Flash 終了への手向けとして、ここにその機能の素晴らしさと有効利用の方法を改めて紹介致します。